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Reversi-Love#55~融解~

Reversi-Love_055.jpg


 
 
黒羽の腕枕の中、春奈はスヤスヤと眠っていた。

そんな春奈を見つめていた黒羽は、思わず春奈の唇を指で触れるとピクッと唇が震え、半開きになった。

「葛西…。お前、寝ていても俺を誘うんだな。」

そう言うと吸い寄せられるように唇を重ねる。

「ん・・・」

春奈が少し苦しそうな顔をして顔を背けようとするが、黒羽の大きな手が春奈の頬を覆い、逃がさないようにする。

「ん・・・。んんっ?」

目が覚めた春奈は目の前に視界に収まり切らないほどアップの黒羽の顔に驚いた。

「んっ。んんっ。はぁっ。んぷっ。」

黒羽は春奈の唇を貪り舌を絡める。

「んはっ。んんっ。」

春奈は突然官能の世界に引き戻され、黒羽に貪られるまま舌をあずける。


二人はそのままお互いを求め合った。









祐介と涼介は肩を並べて駅に向かって歩いていた。

「なんかこうやって2人で歩くの久しぶりだな。」

涼介が話しかける。

「いつ以来だ?2人っきりっていうのは…。ん?中学生・・・以来?まさか。」

祐介が上を見ながら思い出そうとしたが、それ以上思い出せない。




「兄貴はさ、いつ自分の血の事を知ったんだ?」

「ん?医学部入って、やっぱ医師を目指すからには献血ぐらい率先してやらないとなって思って、黒羽と一緒に献血しに行ったんだよ。その日の夜その事をじいちゃんに話したら、すごい剣幕で叱られて。じいちゃんは形相を変えて高瀬に指示するんだ。血液をすべて回収し破棄しろって。理由は教えてくれなかった。でもあまりの剣幕にこれは何かにあると思った。で、思い出したんだ。」

涼介は黙って話を聞いている。

「高校一年の頃。俺さ保健の先生が好きだったんだよ。ちょっとした傷を作っては足繁く保健室に通っていた。先生にはもう婚約者がいて、数ヶ月後には学校を辞める予定だった。だからさ、俺は想いをぶつけたんだ。」

祐介はふぅ、と一呼吸おいた。

「見事に玉砕。で、その時机から落ちて割れたマグカップで指先を切ってさ。先生がとっさに舐めてくれたんだ。」

涼介は息を呑んだ。

「豹変したよ。雌の顔に。俺はめでたく憧れの先生にハジメテを貰ってもらったわけだ。でも量が少なかったから効果は翌日には効果が切れて。あれは何かの間違いだったっていって、泣いてた。学校も辞めて行ったよ。」

涼介は何といって声をかけて良いのかわからず、無言で祐介の隣を歩く。

「その時は自分の血のせいだとは思ってもみなかったからさ、弄ばれた挙句、裏切られて捨てられたと思ったんだよな。それからかな?女の子は消耗品だと思ったのは。くるモノ拒まずだし、つまみ食いは常にだし。何でもありだったよ。って、今もあんまり変わらないか。はは。」

「兄貴・・・」

「お前はさ、弥生ちゃん大事にしろよ。悲しませるなよ。あんなイイコそうそういないぞ。」

涼介はだまって微笑む。

「幸せそうな顔しやがって。」

そういって涼介の脇腹に軽くパンチをいれる。

涼介が脇腹をさすりながら、しみじみと言う。

「俺たち、こういう会話ってしてこなかったな。」

祐介は手を頭の後ろに回し上を見ながら笑う。

「そうだなっ。ま、これからおいおい、だな。」

涼介は一瞬だけ目を丸くしたが、すぐに嬉しそうに微笑んだ。
 
 
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THEME:オリジナル小説 | GENRE:小説・文学 |

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