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Reversi-Love#97~空のワインボトル~

 
Reversi-Love_097.jpg 

 
「酔いがどこかにいっちゃった。」

しばらくして、祐介が笑いながら春奈に言った。

「どこかで飲み直しますか?」

「ううん。このまま帰るよ。春奈は明日も日勤だろ?」

春奈はクスッと笑う。

「もうすこしだけ、そばにいちゃダメですか?」

祐介が少し驚いた後、柔らかく微笑む。

---あぁ、祐介先生。こんな柔らかく微笑む人になったんだ。もう、祐介先生は何があっても大丈夫ですね。安心しました。

自分が思った事の意味など深く考えず、春奈は微笑み返した。

祐介は春奈の指に自分の指を絡めると、春奈にゆっくりとキスをした。

しばらくして、コンコンとノックする音が聞こえた。

二人は離れ、お互いの席に戻る。

「どうぞ?」

祐介が声をかけると、ジョルジュが紙袋を下げて入ってきた。

「ユースケ。どうぞ、お持ち帰りください。」

祐介が紙袋を受け取る姿を春奈は横で見ている。紙袋からチラッと中身が見えた。

---さっき飲んだワインの空ボトル?


ジョルジュは笑いながら春奈の手をとり、手の甲に軽くキスをした。

「お嬢さん。ぜひまたご来店ください。お待ちしております。」

春奈は照れながらはい、と、頷いた。

祐介が少し照れながらジョルジュに話しかけた。

「ジョルジュ、今日はいろいろありがとう。こんどゆっくり、母さんの話でも聞かせてくれ。涼介も連れてくるから・・・。」

「おー、リョースケ。あのオマセサン。いいですね。兄弟そろって。お父上は?」

「・・・。そう、だな。連れてくる。ちゃんといろいろ話すいい機会かも知れない。」

ジョルジュは驚き、そして目を細める。

そしてそのまま春奈に向く。

「お嬢さん。きっとあなたのおかげなんでしょうね。ユースケがこんなイイコなのは。」

「イイコって、俺はもういい大人だぞっ」

「私の中では、ユースケは泣き虫の子供デース。変わってまセンっ」

「なんでそんなところばっかり外人っぽくなるんだよっ」

3人は肩を揺らして笑った。

2人は店をでて、少し歩く事にした。

夜になると少し涼しい風が、半袖の腕をさするように吹いていく。

「寒い?」

祐介はジャケットを脱ぐと、春奈の肩にかけた。

意外に大きいそのジャケットに、祐介のオトコの部分を感じて春奈はドキッとする。

「ありがとうございます。あったかい。」

春奈はニコッと微笑んで礼を言った。

「「さっきの」」

2人同時に同じ事を言い出し、吹き出した。

「春奈からどうぞ?」

祐介が笑いながら、春奈に話を譲った。

「え?祐介先生からどうぞ?」

祐介がニヤッと笑う。

「たぶん、同じ話だと思うよ。だから、どうぞ?」

そうですか?といいながら、春奈は祐介に聞いてみた。ずっと気になっていた、紙袋の中のワインの空瓶について。

その時春奈がくしゃみをして、それをきっかけにタクシーに乗り込んだ。

行き先は祐介のマンションである。

タクシーの中で祐介は何も語らず、春奈の手をギュッと握っていた。



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THEME:オリジナル小説 | GENRE:小説・文学 |

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