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狩る男#02~DEAD or ALIVE~

 
 

SIDE:タカ



「高階を会見場に行かせるな。どんな手を使っても構わない。生死は、問わない。」

そんな物騒な依頼を受けたのはその翌日だった。

下調べもできない急な仕事は受けない主義だが、相手がゆう子ということであれば、話は別だ。

キミの苦痛に歪む顔を見たかった。

それは情事の最中、快楽に溺れる顔にも通ずる甘美な表情だからだ。

ホテルの屋上でキミを待つ。

遠くで煙が上がっている。

どうやら車が街路樹にぶつかり、その後ガソリンに引火したようだ。

キミのキレイなうなじは無事だろうか。まあ怪我をしたらしたで、そこに舌を差し込み、えぐるように舐め上げ、苦悶に歪むキミの表情を楽しむだけなのだが。

しばらくすると、角を曲がってゆう子が現れる。あの男も一緒だった。SPだったのか。どおりで人相が悪いはずだ。

俺はゆっくりとライフルを構える。

止まれ、俺の心臓。

心臓の拍動すらも、狙いを狂わせる原因となる。射撃やアーチェリーなどの競技では、拍数を減らす薬を使っているヤツがいるそうだが、俺はそんなものは使わない。

息を深く吸って、ゆっくりと吐き出す。

ゆっくり、ゆっくりと心拍数を落とす。

それは潜水前のそれと、よく似ている。

ドクン、ドクン、ドク、、ド、、、。

心臓の音が消え、身体全体が氷のように冷たくなる。

俺は無表情であのいけすかないオトコに狙いを定める。

どうせボディアーマーつけてるんだろ?

パシュッ

左胸に命中。

弾の勢いでアイツの身体が翻る。

そのまま地面に手をつき這いつくばると思ったが、俺のゆう子を一緒に屈ませ、その上に覆いかぶさった。

ちっ。邪魔なんだよ、お前。

アイツの背中に照準をあて、引き金を引く。

一発、二発、三発、四発…。

最初の一発とあわせて装填されている五発すべての弾を使ってしまった。

まあ、いいか。そもそもこんな急な依頼、成功する訳がない。

俺はスコープでゆう子を見る。

まったくキミは涙を堪えている姿もゾクゾクするほど美しい。

ぜひ、泣かせたい。そして啼かせたい。


この後、ゆう子はホテルの会見場で、ある大物政治家のマル暴やゼネコンとの癒着を告発した。

たぶん、俺の依頼主だったんだろうな。あのセンセ。まあ、詮索はしないが。



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