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狩る男#08~ボディガードの交代~

 
 

SIDE:タカ



はあ。緊張感がまるでゼロだ。

せっかく忠告してあげたのに、普通に電車に乗ってるなんて。

俺---タカは昼にも関わらず若干混んだ車内をゆう子に向かって歩き始める。

その時、殺気を感じた。

どこだ。

誰を狙ってる?

その時ゆう子の背後に男が立つ。

よくみると中指にしている指輪の手のひら側に針のように鋭利な突起がある。

それでまさに今、あろうことかゆう子のうなじにその針を刺そうとしているところだった。

うなじはだめだ。うなじはっ。

俺はとっさに男の腕を掴み、ひねり上げた。

「騒ぐな。」

俺は殺気を込めて男にいう。

同業者であれば、この殺気で引くはずだ。逆にひかないのであれば、殺気も感じない凡庸以下の刺客ということになる。

幸い前者だったようだ。

「お前、ホークアイだな?裏切る気か?」

意外にも俺の素姓もばれているらしい。かなりのご同業、といったところか。

「裏切る裏切らないも、俺は今回の件には関係していない。」


相手は俺の真意を探っているようだったが、掴まれた腕を無理やり振りほどくと違う車両へと移って行った。

「報告させてもらう」

と、ひとこと残して。

別に仕事の相手はあのセンセ1人ではないので、俺は別に痛くも痒くもない。

ただ、この件でこのオンナ、目の前でつり革に捕まったままウトウトしているゆう子を誰にもヤらせたくはない。

俺以外の手でイかせない。

目の前にゆう子のうなじがあり、俺はそのうなじを舌で舐め上げた。

驚いて顔をあげるゆう子。

うなじを手で押さえ、俺の顔を見るとよりいっそう驚いていた。

「無防備すぎますよ?」

顔を真っ赤にしてゆう子がなにか言いたげにクチを動かしている。

今、キミは命を狙われたんだよ?わかっていないね?

俺は軽くイラっとして、キミの細腰を引き寄せる。

「気をつけなさいといったでしょう?」

俺が言っている言葉の半分も理解していないゆう子は寄せられた躯を離そうと抵抗をしている。

俺はそんなことはかまわず、腰を抱いた腕でそのまま柔らかい尻を揉む。

「ちょっ」

もう片方の手でゆう子の顎を持ち上げ、唇を塞ぐ。

電車が緩やかにスピードを落とし、駅へとつく。

まわりの人間があからさまに邪魔だという表情をしながら、電車を降りていく。

「これは報酬としてもらっておくよ。じゃぁ、ボディガードの交代だ。」

そういって電車を降りると、目の前で仁王立ちになっている人物が俺の行く手を阻む。

俺は見下すような笑みを浮かべながら、何も言わず足をとめる。

「ジョー・・・・。」

背後でゆう子の声がする。

ふぅん。こいつはジョーっていうのか。ふん。日本の警察官はなまちょろいカラダをしてやがる。

「おまえ、ホークアイだな?」

ほう。まんざらバカでもないのか?喫茶店の指紋か。別に隠すつもりもなかったが、調べられるとは思わなかった。

俺は昔一度だけヘマをやらかして、指紋を押さえられている。

「だとしたら何だ?」

そう言うと、ジョーとかいう男の目が鋭くなる。

「お前らの思惑通りにはさせない。ゆう子は俺が護る。」

俺はふんっと鼻で笑った。

「だったらちゃんと護れよ。さっき、ニコチン系の毒でプスっとヤられるところだったぜ。」

ジョーの顔色が変わる。

電車の発車ベルが鳴る。

「早く行けよ。俺以外の奴にゆう子をヤられるな。」

ジョーはしまりかけるドアにカラダを滑り込ませた。

ドア越しにお互いの視線が交差する。

そして電車がゆっくりと動き出し、強制的に視線が途切れた。



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