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狩る男#14~そして闘いの場へ~

 
 

SIDE:ゆう子



それから数日後、私は再びあの公園で草むしりをしていた。ジョーも一緒だ。

体は防弾チョッキのおかげで打ち身ぐらいで済んだのだけど、脳の方は精密検査を受けることになった。

そこで異常なしと診断されたジョーは数日間休みをとって私と一緒に居てくれている。

表向きは謹慎ということになっているらしいけど、それはジョーは私には言わない。だから私も気がつかないことにしている。

「こんにちは。今日も草むしりに精が出ますね。」

私は驚いて顔を上げると、そこには笑顔のタカが立っていた。

「・・・飲み物でも買ってくる・・・・。」

ジョーは何か言いたげな顔をして、自販機へと歩いていった。

私は立ち上がって、タカの前で頭を下げた。

「この間は、その、ありがとう。」

「なんのことですかね?」

タカはすっとぼける気らしい。

「でも、えっちしている最中の声を聞いていたのは許せないっ。」

タカは腹をかかえて笑っている。

「いい声で啼いてましたよ。今度はぜひ直に聞かせてほしいな。」

そういって私のうなじをぺろっと舐める。

「いい塩梅だ。」

私の肩を抱き、何度もうなじを舐め上げる。

「あっ。やめっ。ちょっとっ。あっ。あんっ。」

タカがくすくす笑っている。

「いい声だ。どうやらまんざらでもないらしい。」

私はカッとなって下からこぶしを振り上げる。

タカは余裕でそのこぶしを掴み、私にキスをしようと引き寄せた。

パシッ

タカの目の前に缶がなげられ、私を掴んでいる手を放し、受け止めた。

少し離れたところから、少し怒った顔をしてジョーが投げたものだった。

「このあいだの礼だ。それを受け取って帰りやがれ。」

タカは手のひらにある缶を見て、ぷぷっと笑いを漏らした。

私が覗き込むと、その缶には「冷たいおしるこ」とあった。

「これはたいそうな品物をいただきまして。」

そういって二人は数秒視線を交わしていた。

少しして、タカがクスッと笑うと、背中を向けて手を振りながら去っていった。



「ほら。ゆう子の分。」

そういってジョーは私にスポーツ飲料をくれた。炎天下作業だから気を使ってくれたようだった。

「ちょっと1本、電話をかけていいか?」

私はペットボトルの蓋をあけながら、どうぞ、と言った。

二人で花壇のふちに腰をかける。私はペットボトルを口につけた。

「透。この間はろくに話せずすまなかったな。」

相手はジョーの友達のようだった。

私はこの後、綿貫が私を失脚させようと企んでいることを、ジョーの友人から聞くことになる。

ゆるさない。綿貫。

自分の保身をはかるために、なんの関係もないこの人たちを巻き込むなんて。

こちらには裏帳簿という切り札がある。

ジョーカー級のとっておきのカードだ。

あとはこれを出すタイミングを間違えなければ、綿貫を政界から追放でき、また、日本を腐らせている他の政治家達への牽制にもなる。

今度こそ、負けない。

ここから、私達の闘いが、再び始まる。



おわり(Reversi-Loveに続く)




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