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Reversi-Love#48~特別警護中の男~

Reversi-Love_048.jpg  

 
 
「兄貴は俺の格好をして、弥生に会いにきていたらしい。しかも見かけない男を連れて。」

「あぁ、春奈を連れて戻った時、確かにお前の格好をしていたな。」

涼介は黙り込む。

「あの・・・」

奥の部屋へ続く襖がゆっくりと開き、春奈が顔をのぞかせた。

「すみません。聞くつもりではなかったのですが…聞こえてしまいまして…。ごめんなさいっ。」

春奈は涼介に向かって勢いよく頭を下げる。

春奈がいると思わなかった涼介は驚いて春奈を見る。

黒羽は春奈に大丈夫かと声をかけた。

「はい。あの…。祐介先生がなにをしているか、わたしうっすらですが記憶があります。」

「葛西。嫌な事をおもいださせるようで悪いんだが、教えてくれるか?お前がいなくなった時点から今まで。」

「透っ。お前まさかこの子がいる事を知っていて、ワザとしゃべらせたのか?」

「涼介。騙すみたいになってすまん。しかし関係者には話を知ってもらっていた方が話が早い。」

「しかしっ」

「大丈夫。葛西は、俺たちはこれくらいの事で祐介を嫌ったりなんてしない。」

春奈は黒羽の横で涼介の目を見ながら大きく頷いた。

「私は---」

春奈はゆっくりと話し始めた。




春奈が話し終えても、誰もクチを開こうとはしなかった。

涼介はこめかみに指をあて、顔を伏せ、肩を震わせている。

黒羽は太ももの上で握ったこぶしを震わせている。

「祐介は確かめたい事があると言っていた。」

黒羽が口を開いた。

「俺はそれを黙って待つつもりだったが、気が変わった。そんなに危ないヤツが相手なら祐介1人では危ない。」

涼介が顔をあげる。その顔はひどく青ざめていた。

「どうする気だ?」

「専門家を引き込もう。涼介、真中丈って覚えているか?」

「ん?あぁ、脚フェチジョーか?」

「そう。そのジョーは、今警察官らしいぞ。」

そういうと黒羽は携帯を取り出した。

「この間チビ達を公園に連れて行ったらばったり会ってな。時間がなくてあまり話せなかったんだが、携番だけとりあえず交換したんだ。」

そう言って電話をかけ始めた。

真中は電話に出ず、黒羽は留守電にメッセージだけ吹き込むと電話を切った。

涼介はハッとして、春奈に向き直る。

「葛西さん。私のせいであなたを危ない目にあわせてしまい、申し訳ない。」

涼介は深く頭を下げる。

春奈は手を振って恐縮する。

「涼介さんが謝らないでください。悪いのはあの代議士なんですから!」

そこへ真中から電話がかかって来た。黒羽は電話に出る。


「透。この間はろくに話せずすまなかったな。」

「今って話せるか?というか、できれば会って話がしたいんだが。」

「あぁ。大丈夫だ。今日は非番でな。この間会ったお前んちの近くの公園で、草むしりしてるぞ。」

「は?草むしり?!おまえがか?」

「正確にいうと、草むしりさせられてるぞ。」

させられてるとはなによっと、うしろで女性の声が聞こえた。

「なんだ。デート中か。すまん。できれば、本当にすまないんだができれば来て貰えないか?」

電話の向こうで驚く気配がする。

「よっぽどの事態が発生してるんだな?わかった。ただ、すまんが連れもそちらに連れて行く。デートはデートなんだが、特別警護中なんだ。大丈夫。信用に足る人物だ。」

「わかった。すまんな。」

「あと、彼女にシャワーを貸してくれ。」



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